【墓】 羊飼い カタリナ

［　ラドという猫を連れてよく来てくれたこと>>0:1131
　　仕事をお願いすればお礼を言われた>>0:1136
　　一緒に狩りもして私より上手に獲物を捕まえて
　　いつの間にか逞しくなって背も抜かれて

　　それでもいつまでも憧れに満ちた
　　眼差しを送ってくれた>>0:1133　

　　その眼差しが私を強くした。
　　私にとっては自慢の弟だ
　　だったら弟にとって私はいつだって自慢の姉で
　　ありたかった。

　　逢えなくなった今でも
　　うちのお姉ちゃんはすごいんだぞ　と
　　大事な弟にそう思ってもらいたかったし

　　ずっとずっと前を向いて生きて欲しいと
　　私は空に願った　］**