― お茶会/いつかの時間 ―
[バザールで買ってきた素朴な焼き菓子を
テーブルに拡げて。
紅茶に口を付けた1分後、頬杖をついて目を細める。
ふわふわと眠い。パーティー前に、ちょっと寝ておこうか。片づけを手伝えばいいかな。
そんなことを思いながら、口を開く]
そういえばさ。
パーティー用のケーキ、もう見たんだけど……。
[具体的な形等を言うつもりはなかったけれど、
ちょっとだけ、何かを言いたくなった]
……リエヴルかいちょー、おめでとう。
よかったねえ、ほんと。
[意味ありげに、そして無造作なほどストレートに口にする。
その直後、10分寝る、と呟き、目を閉じる*]