― 学校跡地・公国側橋付近(死亡直後)―
[静かに目を閉じた自身の遺体とともに、
リエヴルの遺体を一緒に回収するようにベリアンが命じると>>93
複雑な心境になる。
こうして遺体であっても共にいられればと願う一方で。
公国にリエヴルの遺体が渡れば、
恐らく戦争犯罪人として辱められる扱いを受けるのだろう。
彼をそんな目に合わせるよりは、帝国で英雄として祀ってほしくて。
固唾を飲んで事態の推移を見守っていると、
ソマリがリエヴルの遺体を取り返しにくる>>124]
ソマリ……。
ヴィーをそっちに……連れて帰ってやってくれ。
[公国の指揮官としては、あるまじき願いを口にした]