【墓】 旅人 ニコラス

[一旦言葉を切った>>+103オットーから、改めて告げられる思い>>+104にふんふんと聞き入る。どんな返答があっても、それに沿った言動ができるように。

そして聞いた言葉に、にこっと笑った。]

許せないなら許さなくていいよ。それでオットーさんの気が済むなら。
納得できないときには、他人がどう言おうと駄目なもんは駄目だし、無理に合わせちゃ逆にいけないと思う。心が辛くなるだけだ。

僕は待つ、必ず待つ。オットーさんの言葉を聞ける、その日が来るまで。

[”約束だよ。”と締めくくったあとで、そういえばと付け足した。]

僕はゲルトと旅に出る予定だけれど、狼月の村には時々”帰ってくる”予定だから、そのときはパンを焼いてね。楽しみにしてる。

[ようやく自分が戻る場所はここなのだと、完全に受け入れられたので、すっきりした表情で堂々と宣言した。

このあとオットーから伝えたいことがなければ、パン屋を出て他へ行くつもり。*]