[>>+106ふ、と目を細める仕草は少し兄に似ているように感じた。零れる涙は地に落ちる事なく淡雪のように消える。彼がそんな事を考えていたのだと驚きつつ、左手で目元をぐいと擦り。]……俺…いえ、自分は。自分の顔を見れば兄の顔を思い出してしまうかもしれないと思い、砲術長の事を避けていました。[申し訳ありませんでした、と食堂での事を詫びる。]