― 現在・青い世界 ―[そこで意識は途切れ、はっと目が醒める。夢の名残か、リエヴルの身体をきつく抱きしめ、一筋の涙の跡が頬に残っていた。腕の中でリエヴルが不安げな瞳をしている。彼も同じ夢を見たのだろうか。理由もなくそう思い]大丈夫……。ずっと側にいるから。[手を伸ばしてその頬を撫でた]