勘違いじゃないっす。確かに、近くに何かがいたっすよ。[言い訳をするように、そう呟いた。いいや、過去形ではない。今なお、こちらを見ている。警戒を強めるが、やはりそこには何もない。渋々、サブラボの中へと戻っていく。] まだ、まだ終わってないっすか。 ここまできて、自分を縛るっすか。 常識の通じない相手は、もう懲り懲りっす。