[この子も壊せば俺と同じように赤い血が流れるのかな?
と、ユーリエのか細い体を見下ろしながら、一言]
……君達は、仲間が死んでもなんとも思わないのか?
[刺すような眼差し。
友好的な関係を築こうと思っていた職員に対し、ただそれでも、これだけは聞いておかねばならないと外の世界への憧れに目を輝かせていた少女に聞いた]
これは……手紙?
破棄された先輩の手紙、なのか?
[ユーリエは答えるように懐から大事そうに手紙を出した。
それは、以前にバグ騒動が起こった際に破棄されたというジークムントという職員(>>1:3)から最期に送られた手紙だと言う]