──現在・第四エリア── [花園に1人、いたから。 もし、通りすがることがあれば ミーネの姿も見えたかもしれない(>>68) 娘はリンゴ畑ではなく、花園で1人 膝を抱えて座り込んでいたのだ。 しかし、遠く。遠くに微か、 同胞の遠吠えのような声が聞こえた(>>+96) ぴくり、それに反応してかんばせを上げる。 僅かに眉を顰めた、その一瞬の後]