[フレデリカの出した見慣れない形の盾に、見慣れない形だな、と首をかしげる。>>+98
そうして説明を聞けば、]
へえ、地球の……大昔の盾。
すごいな、ほんと色々知ってるんだ……
[密集するだけの人数もいないことも、対狼に適しているか疑問であることも、
戦いのことだけは分かるものだから、見て取れたけれど。
実際のところ、戦い慣れていないひとがあの狼を相手にした時に、何が有効かというと――…
何を持っていても危険はあるのなら、身を護るものがあるのは悪くないし、本人が安心できるものを持つのも大事だろう。
それに、うん、人数が足りないなら]
そうだなァ、
守り手が足りないところは、三人分くらいは担当するからさ、
もしものときは、とにかく自分の身を守って。
状況によっちゃ、重いものは置いて全力で逃げることも
必要になるかもしれないけど――…
いつでも武器防具は、出せるんだから。
俺は知識はないけど、実技はできるから、
合わせ技だ、な。
[胸を張って見せるフレデリカに、にっと笑って、頷きで応えた。]*