(死してしまえば、剣など恐れるに足らない、か...)
[ どこか苦笑するような想いで、ファミーユが兄に語りかけるのを聞く>>+104 ]
ああ。
[ そしてファミーユの言葉>>+105に頷いてから、背を向けた鏡の中の青年に、もう一度視線を向けた ]
...お前の事は嫌いだったが、この手で斬らずに済んで良かったと思うぜ、ファミル。
[ 静かにかけた声に、彼がどんな顔をしたかは見えなかった ]
行こう、ファミーユ。帰らなきゃな。
[ そして、二人寄り添うように歩き出してすぐに、青い光は夢のように消え、気付けば霧の空間へと戻っていた]
少し明るくなったか?
[ 暗い場所から戻ったせいだろうか?と辺りを見回すが、どうやら本当に見通しが良くなっているようだった** ]