[けれど、これが全て終わった時、自分もまた一つの終息を選びとる可能性が高く。 生きながら死ぬのと、 死ぬために今を生きるのと何が違うのか。緩く頭を振って、観音扉の前に戻り、丸くなる。レトはまた触れてきただろうか。もし、他の誰かが触れてきたとしても、特に逃げはしない。**]