[リエヴルが長い睫毛に縁取られた瞳を閉じても、暫くは飽きることなく彼の安らかな寝顔を見守っていたがもう彼と争わなくてもよいのだという安心感と、さすがの自分も疲労するほどにリエヴルに消耗させられたのか。いつしか夢の中に意識は落ちていた]