[加速の術も付与された身は、いわば氷の弾丸と化して空気を切り裂き疾駆していく。見る間に近づく『虚無』は、覆う氷も徐々に罅割れてきていて。動き出すのも時間の問題だったが](間に合った…!)[それよりも早く、光纏う身がその氷を打ち割り、『虚無』の只中、暗闇の奥深くへと飛び込んだ]