―いつかの時―
ううん、大丈夫。
これでいいんだよ、これで。
[彼の言葉>>50に笑いかけながら答える]
どれこれも、大切な物が詰まってるの。
[いつも身に着けている、左右アンバランスな耳飾り、髪を留めるヘアピンも、時の流れの中で色あせていく過去の、思い出を物語るもの。
確かにそれはあったものだと、いつまでも忘れない為に。
戦場に出て行くたびの死を超えて、そのたびに、そういったものは増えていったけども……、
認識票として、あるいはサーベルとして、あるいは……
それでも捨てずにいた、大切なものの証**]