[眼前に立ったシェットラントに、随分大きくなったなと改めて感じる。背丈ではない。このまどろみでは外見に大きな意味はない。此処まで駆け抜いてきた者特有の――内面から…滲み出るもの。それを、彼は確かに兼ね備えていた。それを、嬉しいと思った]