[運命の人と紡ぐ鏡の中の女性が私へと一礼を向けてくる>>+99ことに気付いて、私は姿勢を正して向き直った] ……はい。 私も、彼にとても支えられています。 互いに支え、未来《さき》へ進んで行くことを、 この場で貴女に誓います。[ジークムントに握られていない手を胸へと当て、ここでしか会えぬ母たる人に誓いを紡ぐ。瞑った瞳を開き見遣れば、月光の加減なのか、鏡の中の女性が微笑んだように見えた]