人狼物語−薔薇の下国

272 グロリアス・マギカ・グラマーティオ-スブ・ロサ


【墓】 中学三年手芸部 シェイ


 ……それは、少し分かる気が、します。
 私が手に入れたジェムは、その……アレでしたけど、託してくれた人のこと考えたら、何のために使うか考えたら、ちょっとだけ……勇気、もらえました。

[アレって何のことかって?それは訊かないお約束だ。
 結局この手でジェムを奪わなかった少女には、完全に理解することはできないから、小さく一度頷くに留める。]

 優しいのかなぁ。
 自分では卑怯で酷い奴だって、思ったんですけどね。

>>+97それでも、シルヴェストリスに言われると、少しだけそうなのかな、という気もして、小さく笑みを浮かべた。]

 そうですね……。
 切り捨てたら、きっと、それはそれで後悔してたと思います。
 というより……そうしてしまったら、私は、私じゃなくなっちゃう。

[確かに彼の話は難しいけれど、一度舞台に立った少女には、なんとなく理解はできて。
 言葉のひとつひとつ、頷き返す。]

(+101) 2014/11/18(Tue) 22:17:59

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