本当に母上、ですか?[ 鏡の中からの言葉を耳にしながらも、信じがたいものを見た驚きに、呆然としていた男は、呼び掛けるファミーユの声に>>+92我に返って、その手をそっと握る ]...ここが俺達の居るべき場所ではないのは判ります。だが、俺は、生涯彼女《ファミーユ》を傍で護ると誓ったから...[ その為にこそ、今ここに居るのだと、そう言って ]ここから二人で戻れる方法を知っていますか?[ 母の面影に問う瞳に迷いは無い* ]