[ヒンメルが中心になって開設した「ねこうさぎスイーツカフェ」。
自分も時折、甘い物を楽しみに足を運んだものだ。
購買の焼き菓子も良いものだが、その場で盛りつけるパフェ、焼きたてのホットケーキなどはやはり格別だった。
ヒンメルに頼んで、紅茶の淹れ方教室や、珈琲の銘柄当てゲームを開催させてもらったこともあったから、厨房の様子もわかっていた。
この世界でも――そこはあの頃のままだったが>>3:+53]
あれ?紅茶、これだけしかなかったっけ?
[不思議に思いながら、残っていた茶葉から何種類かを選び出す。
東寮で確保した珈琲と合わせて袋に入れ、ティーセットを探しにかかったところで、ようやく誰かが先に持ち出した可能性に思い当たった]