[離すや咳き込んで腰を落とす男を見下ろしていたが。
リーザが何処かへ向かうことを望めば>>4:+107>>4:+114
彼女と共に付いて行こうかと思慮を巡らすも。]
……ジムゾン、
[少女を溶かしたあの神父>>4:+95。
黒い怒りが胸内から湧くが、それでも妹は会いたいのだという
男が少女の立場であるのならば、
長きに渡り愛情を確かめ、信用を向け、
信用を預けて居た相手に試されたことに恨みを覚え、
その男を八つ裂きにしてやりたいとも願うけれども。
己が望んだ ――
清らかに育って欲しいと願った妹は、どうやらそうではない様相。]