人狼物語−薔薇の下国

506 【G1919村再戦】リア充撲滅?私立薔薇の花園学園【誰歓】


【墓】 新人生 サシャ

停学に追い込んだコンラートの正体は、陰の生徒会長だったのだ。まぁ、陽の生徒会長は、居ないのだが……まぁ、それはいい。

彼は以前より懸想して居たライナーを自分とともに停学処分にし、二人で寮に引き篭もった……あの部屋で、今……どのような所業が行われているか……考えるのも悍ましい……。これは……忘れよう、うん……そうしよう……そうするべきだ……そうするしかない……。

しかし、隣に居るコンスタンツェは、この世のものとは思えない微笑みに唇を緩めていた……。
こ……これも見なかった、私は何も知らない……。

あの後から、今に至るまでの記憶は曖昧で現実感がない。
ただがむしゃらに走り続けた……今居るこの薔薇の茂みに身を隠すまでの間、ずっと……それだけは確かだったと思う。

コンスタンツェが私たちに手を貸してくれたのは、決して生徒会の撲滅などの為ではなかった。
単に邪魔だったコンラートの排除、それだけであった。
学園の決めた校則など関係はない。ただ単に、純粋にシルキーと二人だけの世界に生きること……それだけが目的の白百合会を超越した……なにか……そうとしか私には表現できない。

もう私に明日はないのだけは確かだ。ただ一つ幸いなのは、私の最後が……この……私が愛した美しい薔薇の花園の中だと言うことだろうか……。

(+94) 2018/10/10(Wed) 13:16:27 (rune)

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