そ、ですか……
全く同じ……
……最後まで残るのは、苦しいでしょうね……。
[自分は、先に降りてしまったけれど。
傍らの少年の苦しみを思えば、胸が傷まないはずもなく。
もしかしたら、自分が決断できなかったばかりに、先生も苦しんでいるかもしれない。
傍で聞いていたローズマリーは、今何を思っているのだろう。]
私は……
切り捨てること、できませんでした。
もし、できてたら、一人でも多く、…………
[>>+90責めてはいけないと言われて、言葉を途中で止めた。
借りたハンカチで零れる雫を拭いながら、後はただ頷くのみ。]