…………俺の全てなど。 いくらでも、くれてやる。[続く言葉>>+89には、そう笑みを返す。] 俺の全てを知ると言っても、な。 そう、面白い話でもないぞ。[胸元に寄せられた指を取り、そっと指先に口付けながら。彼女が求めるならば、己のこれまでを包み隠さず話すことだろう。戦災孤児として生まれ、小さな孤児院で育ち。養子として引き取られた先で、軍人となるべく――…そして、クロトフ側の工作員となるべく、育てられたことを。]