[刃を用いぬ攻撃は予想を超えていたか、風の鋭さを纏った踵落としは巨神の腹に見事に決まる]よっしゃ……! って、ちょっ!?[そのまま蹴り飛ばして距離を取るつもりが、さすがに二度は通じないらしい。杖を持たぬ方の手が払いのけるように振られ、その勢いに後ろへと吹き飛ばされる]って、わ、とっ……。[何とか態勢を整えるものの、着地制御まではできなくて。絡まり合った硬い根に、べし、と落ちる羽目になった、が]