[――…真夜中。濡れた背に辟易しながら、天井を仰ぎ、――…隣を見る。賑やかで楽しい後には反動が来るものだ。仕方ない。隣のベッドには、白いもこっとしたなにか。スノウだ。一昨日遊びに来てくれたスノウが、何故か今日はヒンメルのベッドの上に丸くなっている。息を飲み、動きを止める。ふいに、ふわふわの毛並みがもぞりと動き、こちらに目線が向けられた] にゃーん……?