― 前夜 ―
だって。いきなり自分のせいで人が死んだら、そりゃ吃驚するって。
[少々バツの悪い表情でクララ>>+83に答える。
言われてみたら、父親に怒られる気がしないでもないけど。まだ占い師を屠って僥倖と思えるほど人狼として割り切れる前に命を落としてしまったのだから。
それから漸くクララが自分を狂人と思っていたことに気付いた。]
そっか。僕が自分の正体を隠そうとしていたこと。一応成功してたみたいだね。
…本当に良かった。
[だが続く言葉は小さく。ジムゾンを死に至らしめた罪は決して消えないから。]