―昔の思い出―
[もう何年前になるだろうか。
無事に三か月仕事について来られた祝いだと言われ、男は先輩数名におかまバーに連れて行かれた。
店内に入った瞬間、男は目を疑った。
可愛い女の子がいる店って聞かされたのに酷ぇ!と心の中で先輩を責めたものだ。]
「あらぁ、この子新人さん?震えちゃってかっわいいー。」
「ねぇねぇ、お名前はー?」
…えっと、ダーフィトって言います。
「じゃあダーくんね。ダーくん♪」
[そんな感じで肩幅の広いのおに…お姉さま方にがっしりと両脇を固められ、男は小さくなってちびちび酒を飲んでいた。(因みに先輩たちは比較的可愛い子たちと楽しく酒を飲んでいた。)
酔いつぶされてうっかりお持ち帰りされそうになったのは、あまり思い出したくない。*]