[二曲続けて踊って、さあ輪をぬけよう。と、人の波をかきわけるが。
>>+51あっさり、縁深い人間につかまった]
え、え、ええーー。
むしろあんたが楽しそうだな、ちくしょう。
[手を引かれてダンスの波間に戻れば。くるくる回転する視界。
曲に合わせて回るのに任せたまま。遊園地のメリーゴーランドとかウェーブスインガーを彷彿とさせて、口をとがらせた]
……やっぱ俺のこと、子供扱いじゃねえ?
[「お疲れさん!」と手を放される。再びどこかへ向かう男の姿に、ひらひら手を振りながら見送ってから。
レセプションエリアの片隅で、こっそり膝をついた]