[―――ふいに、内側から疑問が湧きあがった気がした。
しかしそれはすぐに、ヨアヒムのあげた声を前に底へと沈んでいく。>>313>>314
気がつけばソファーから立ち上がって大声をあげていた]
どうして……! 駄目だよそんなの!
もう“占い師”も“審判者”もいないんだから、
どうにか生き延びることだけ考えてればいいのに……!
[そう。
ジムゾンも自室で、人狼に食われてはいなかったが、静かな死を遂げていた。
要因は分からないがこれは――人狼にとっては好機。
なのにどうして、夜も更けていないのにわざわざ顔を出す?
これではまるで―――――ようではないか]