[そんなやり取りをしていたら、ヴェルナーがやって来た。我が国の歴史書を見つけた、とか] ……そうか。その先は書かれていなかったか。 我々がここに留められた後の、王の未来が分かればよかったのだがな。[そうそう都合のいいものなどあるわけが無いのは承知しているが、やはり、王の事が――国の事が気になってしまう]