[ありがとう、と口にした。別れのつもりで口にした俯く頬に、柔らかな温もりが差す>>+78どうして…?恐ろしくはないの?瞳を上げれば、彼女の笑顔はこの頬に伝わる温もりに似て。その清らかな瞳の中に吸い込まれそうで。]”また”、――――?[ちくり、無垢な祈りが胸に刺さる。]