―――力をここに。我が意に応えて、 降り注げ!![杖の先から水球が生み出される。探査のためのそれに比べればずっと大きい。水球は一振りで杖の先から離れ、『虚無』の中心辺りをめがけて漂い、到達した次の瞬間、瀑布のごとき勢いで真下へと降り注いだ]