[ある日、少女が小鳥と一緒に遊んでいる時、「風邪をひくなよ」と、不思議な声を聴いた。不思議な声は何処からするのだろうと耳を澄ませてみる。]どこから この不思議な聲は聴こえて来るのかしら。あなたは、 だあれ? [まず初めに空耳を疑った少女は返事なんて期待していなくて、だから不思議な声が再び聴こえたのはびっくりした。ただ、不思議な存在が自分が見てくれるのだと嬉しくなって。まさか、その聲が、ちょうど村を訪れていたヴァイオリン弾きだと思ってもみなくて。]