― 犬笛を吹いた後 ―
…………まだ居たのか。
そんで、お前らも来たのか。
[わらわらと出てきたちびウサギたちは、スノウとラヴィのところに駆け寄った。
スノウはラヴィと同様にちびウサギたちも気に入っているのか、ざりざりと舐める事はしても食べるような事はしないようだ。
そして……駆け寄ってきた10頭の隠密わんこたちを見て。
わんこたちがうっかりコンロを倒してやけどをしたりしないよう、手早く火の上から焼き鳥を片付け、コンロから離れてもふに埋もれた。
リエヴルに可愛がられた、一番ちいさい柴十郎は、いちゃついてる二人の邪魔をしにいったかもしれない]