人狼物語−薔薇の下国

297 吸血鬼の脱出ゲーム


【見】 【墓】 聖餐の贄 ユーリエ

血とは生命の象。その精髄。存在そのもの。
その価値を知らぬものに、妾は興味は無いのだ。

ローリエよ。汝の中に居る亡霊に、気づかぬか?
名は呼ばぬが、亡霊よ。
妾がそなたに気づかぬと思うたか?

果てるまで呑まれ、喰われて娘に宿ったのであろ。

つまりは、幼子よ。
其方が持つのは既に無垢な牙ではないのだ。

尤も、真に無垢なる牙などは。
赤子でさえも持ってはおらぬがな。

[そう、それを持っていたとすれば。
古老は地上の誰かを想起するように、視線をふと上に逸らした]

(+78) 2015/02/05(Thu) 03:11:42

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