— 粘滑の間 —
さあ、目を覚ましていなさい
[人の姿を保てなくなって弛緩した猫を床へ置く]
どうやらその姿の時がもっとも動きの悪かったようだね
[最初の小瓶を得るまでに掛かった時間>>+46を示して、
黒猫の前足へ口付けた。鋭い爪に、灼熱を宿す]
助けを貸してあげよう
起きて
糧血の腐る前に得られたなら、呼びなさい
[広い空間一面に満ちる薄い紅色のスライムの中央で、深く囚われ溶かされながら恍惚に狂う人間の雌が透け見えていた。
古城に放たれていたもの達より腐食性だけは低い毒の粘滑**]