やり残したことがない、わけ ないよ ……未練がないなら俺はもう死んでる[引き留めたいなんて、そんな言葉。疑う気はないけれど、ただ笑うことしかできなかった] そっかなー …そう、かな。ありがとね[お礼の言葉と同時に、ゆっくりと背を撫でる。水色の瞳は、レトのそれとは対照的でそれが見つめるものは――] 終わったら ……死ぬの?独りで[死は平等に独りだと。クレステッドの背から再びネクタイへ、伸びかけていた手を握り締める]