さあ。部屋を出て、その力を堪能しておいで。 もし、他の元老に会ったら気を付けるといい。 彼らならその気になれば、私が上げた力を吸い出せるからね。[忠告を模して云い、彼女の背をそっと押す。僅かな接触の間に仕掛けたのは、ごく些細な悪戯。この部屋を出た時から、罪の印はほんの少し覚醒するだろう。普段なら気にならない程度に、ごくごく僅かに。]*