[さて、それからいくらかの間、フレデリカと話を続けていたのだったか。
あるいは彼女も調査を始めるなら、廊下の様子を一人警戒していたかもしれない。
部屋の中でソファにふかっと埋もれていた誰かのことは、>>+70
2(2x1)(1.大丈夫、見なかったよ! 2. 大丈夫、見なかったことにした!)
ヴェルナーの声に振り向き、部屋の中へとかけ戻る。>>+73]
――血液、言われてみれば……
これ、随分な量だよなぁ、
その器具で殴った、のかな?
[ヴェルナーの持っている実験器具を覗きこむ。
ソファの後ろを覗き込めば、確かに赤黒い染みは、人の血液のように見える。
これなら、殴られた人は……]