>>+75[首を振って、嘆息した。少女らしさを潜め、古老としての憂いに満ちた表情に変わる。うっそりとした、荘重な言葉遣いでローリエが見てきた言葉を否定した]……愚かよな、薄き血の子らは。何に依って己が生きるかも知らぬ。ただ我が願いだけを叶えようと永夜を駆けずりおる。ゆえに吸血の悦びも全く知らぬのだよ、幼子。左様な悦びを知りたくなどない、そう思うか?ならば、近い日の内に滅ぶがよい。