[ついて来させる>>+71、という言葉は明らかに「親友」のものではないのに、ローリエは気付きません。]
ユーリエにとって問題がなくても、私には、あるんだよ……
[視線を少女から引きはがすのは、結局、自分のためでした。
少女のことを親しく、愛おしく、何でも打ち明けたくなるその気持ちに嘘はありません。
それでも、考えの相違を強く感じると、喉まで出かかった声は氷が溶けるよりもあっさりと霧散してしまいました。]
……私ね、ここに来てから、二回、見たんだ。
血を吸ったり、吸われたりしてるところ。
…………痛そうだった。
全然、幸せそうじゃなかった。
やっぱり、駄目なんだよ。
血をもらうことで、しあわせになんてなれないんだよ。
[その出来事の、どちらもが、░▓░▒▓█▓▒▓█░▓でした。]