― ふわふわまどろみ ―[地べたらしきなにかに頭を擦り付けてずさぁっといったままだった中に、何やら声が増える。ちらっと様子を窺ったら、あーあーこの子もどこかで見たなーって。しかもこの子の知り合い臭いジジイに鬼畜な罠仕掛けたのはどこのどいつだーって俺でしたわたはははは、なんて冗談で済まされないなと判断するまでもない相手が居た。そのまま、じりじり匍匐前進して逃げる算段である。*]