─回想・昨夜─[アリーセ以外全員がアリーセの名を投票し、アリーセが昨日リュカを連れ出した司書たちに連れられて行く。自分の手で大事な先輩をここから去らせてしまったことに恐怖と嫌悪を抱きながら、そばにいるシメオンの服の袖を無意識に握った。]これで、終わるよね……?[瞬間、何かに殴られたような衝撃にぐらり、と体が崩れる。まだ、終わってないんだ。と、瞬間的に悟った。薄れる意識の中で、彼の叫ぶような声が耳に届く。]