私ですか? 小さい時から歌うのが好きだったんです。 鳥のように綺麗な声で歌えたら、って思ってました。[問いかけられて、歌の道に入った切欠を口にする] 勿論、小さい時の歌は拙いもので、誰かに聞かせるようなものじゃなかったんですけど…。 ある時、故郷を訪れた教会の方が歌魔法の素質があるって仰って下さって。 私には身寄りも居ませんでしたし、独り立ちするのにも良い機会だったので、その方の教会に所属して歌魔法の修行をすることになりました。