― 銀嵐の白原 ―[少年の声を背に感じながら、男は進む>>447冷えも感じぬこの身体、それでも、あの子が凍えているのならば。触れられなくてもせめて寄り添おう。この聲が聞こえているのならば。匂いが“消えている”意味に目を向けられないままに]