[じわりと手足の先が冷えていく。この冷気が心臓まで達したら死ぬのだろう。一度死んだ身が、もう一度死ぬのはなんと言うのだったか。───そうだ。滅び、だ。] ……。[友。セルウィン、と唇が音の形を作る。聞きたくない、と身じろいだ。聞けば生きていたくなってしまうから。こんな罪と恥を抱えて生きるのは嫌だと。聞きたい、と指先が梟の服の裾を掴む。それを聞くべき責任があるからと。]