[好きだ、と、少女の口から紡がれる言葉>>+64。
仕方ない、や、必要だ、のような消極的な肯定でなく]
[そして少女は、胸の前へ持ち上げた両手の間に、小さな結晶を生み出した。
自然現象としての六花でなく、そこに生まれたのは歪な四花]
もはやそのような力は、残っていないと思っていたがな……。
[蜜飴の力か否か、既に右肩の傷は塞がり腕は自由となっていた。
その両手を、少女の両手の上へ翳すように差し出す]
それは、このようにして生み出すのだ……リリ。
[呼び掛けと共に、少女の手の上にはらりと落ちる、氷の柊花*]