>>+63
ご先祖さまが、かぁ……
「いつか」来るっていわれれば、そりゃいつかに備えるよね。
リエヴルは、それを自分の代で終わりにしたんだね。
[そして彼には子供はいないから、そうぽつりと呟いて]
うん、ウェルシュがいる、って話を、イングリッドから聞いていたんだけれども……
ま、ホートン砦の話は聞いたよ。イングリッドがもたらした情報がアレで、ぼくが帰ってくるかも、みたいな話もあって、砦の門開けっ放しにしていたらそりゃー、もう豪快にいろんな魔物がやってきて門がいきなり破損したりしたと……
アードは早いうちから彼女は敵と内通しているって見抜いていたんだけれど、正直ぼかぁ半信半疑でねぇ。直接会ったら、黒だなー、って思って、捕縛命令を出したんだけれど。敵の情報教えろ、でちゃんと出すもの出していたんだなー、って。
[元々リエヴルにとっても彼女は後輩だ。昔アランの恋人X号だったというのはご存知だろう]