[二人が情報を交換する間、僅かに目を細めて霧の奥を見る。翡翠も真紅の瞳を同じ方へと向けて、るぅ、と鳴いた]さて、最初の読みは外れたわけだが……竜の感覚二つ揃えとくのは、ちょいと勿体ねぇし。俺は俺で、別方向探ってみるわ。[二人の話が一段落した辺りで、さらりとこう告げる。竜が固まる、は口実、実際には踏み込み自重のためなのだが。そんな様子は、おくびにも出さずに。*]